命と生活を守るために今すぐ始める防災準備

避難する時は安全な服装を心がけよう

災害が起きた時、人は避難所に向かうか自宅で待機するかを迫られます。
そのどちらにしても、命を守るためには防災グッズが欠かせません。
避難所に行く場合はヘルメットや軍手を用意し、頭部や手を守ることが大切です。
避難時の服装は長袖と長ズボンが基本で、肌を露出するとガラス片や瓦礫で大けがを負う危険があります。
履物もサンダルではなく、歩き慣れたスニーカーを準備しておきましょう。
夜間に避難することも考慮し、懐中電灯を各自が持ち、予備の電池も備えておくと安心です。
また自宅待機を選ぶ場合には非常食が不可欠です。
非常食は味気ないという印象を持たれがちですが、近年は改良され美味しいものも増えています。
普段の食事に近い味を用意できれば、災害下でも心を落ち着ける助けになります。
物流が途絶えるとスーパーやコンビニには商品が並ばず、数日間食料が手に入らないことは珍しくありません。
そのため最低でも3日分、可能なら1週間分の食料と水を備蓄しておくことが望ましいです。
さらに災害時に深刻な問題となるのがトイレです。
断水により水洗トイレが使えなくなるケースは多く、生理現象を我慢することはできません。
衛生面からも放置は危険で、感染症の温床になります。
そこで役立つのが携帯トイレです。
消臭や抗菌効果があるタイプを選べば安心で、さらにカーテン付きのものは避難所でのプライバシー確保にも役立ちます。
授乳や着替えの空間としても利用でき、女性や子供にとって心強い存在です。
このように防災グッズは衣食住すべてに関わり、命を守るだけでなく、心身の健康を維持するためにも欠かせません。
準備を怠らず、平時から必要な物資を整えることが、非常時の冷静な行動と生存率の向上につながります。